モントリオール・ケベック
<モントリール>
フランス語圏であるモントリオールは人口340万人を誇る世界第2位の都市で、『マウントロイヤル(皇帝の山)』を語源に持つセントローレンス川の川洲の島が中心である。仏語と英語を同時に味わえ、治安も良く大都市にしてはのんびりとしており、車でわずか1時間半の所には紅葉で有名なロレンシャン高原が広がっている。旧市街には観光名所のノートルダム大聖堂や、そのかたわらには旧港がまだ現存しており、また歩いてすぐの所にあまり大きくはないがチャイナタウンもある。しかし現代においての最大の繁華通りはサント・カトリーヌ通りだ。旧市街から歩いて5分程の所に位置し、縦長の通りになっている。4月上旬という事もあり日中の温度は16℃位まで上がり、中には半袖姿の人も見受けられた。冬が長いモントリオールでは皆ようやく訪れた春を楽しんでおり、ものすごい賑わいである。モントリオールの大きな特徴の一つに、フランス料理店が大変多く、非常に安いということだ。どの店でもワインの種類が豊富でワインの飲める者にとってはうれしい町でもある。もう一つの特徴としては、長く寒い冬の為、モントリオールでは地下街がまるで迷路のように長く広く発達しており、その中の店々でショッピングをする事は大変楽しい。地上の店よりもむしろデザインは興味を引くものが多く、この地下街の散策は是非お勧めである。
<ケベック>
ケベックは「城壁の町」が最大の観光地で、北アメリカ大陸では世界遺産に認定された最東端の町でもある。城壁内は坂が多いが充分歩いてまわることができる。いたる所で立ち止まってはその美しい町並みをのんびり眺め、そして歩き、ようやくたどり着いた場所がフェアーモントシャトーフロンティナックホテルであった。4月上旬にもかかわらずまだ肌寒く、まだマフラーや手袋が必要だと実感した。そんなまだ冬の寒さが残る季節にもかかわらず、このホテルにはたくさんの人々が訪れる。その半分位は宿泊者ではなくホテルを見学に来る観光客である。その大きなお城ホテルは、外観をカメラに収めるにはなかなか大変だが、角度によって色々な顔を私たちに見せてくれる。その日は運良く満室ではなかったため、部屋を見せてもらうことができた。築100年以上もたっているそのホテルの部屋は、旧式な部分もあるが現代のホテルとは違い、その気品さは一度は思わず泊まってみたくなる程の優雅さを持ち合わせていた。夏のシーズンになると連日満室になるので泊まるなら早めの予約が必要だ。そのホテルからわずか3分程の所に、短いケーブルがある。城壁内の旧市街は川に向かって急坂の所があり、このケーブルを利用すれば川岸の町に簡単に降りることができるのだ。降りきった町から旧市街を見上げると、例のシャトーホテルが大きくそびえて見える。帰りはもちろん登り坂で上がって行くのは大変だが、ケーブルを利用せず、くねくねとした観光客が訪れる商店街を見ながらぶらぶら上がっていくと、知らぬ間に城壁入口にたどり着いていた。意外と疲れなかったのが不思議だ。きっとこのかわいい町並みが登り坂を上がる苦痛を感じさせなかったに違いない。ここケベックは世界遺産に認定された城壁内の町並だけが唯一の観光地だが、必ず一度は訪れたい町た。本当に美しい。
<カナダVIA鉄道 体験乗車>
モントリオールからケベックまでは約3時間の列車の旅を体験した。この特急列車は1日4本走っており、1等車に乗ると食事のサービスが付く。夕方5時頃発の列車に乗車した為、しばらくすると乗務員が夕食のサービスにまわってくる。飛行機の機内食と同じで前の座席から机を出し、運ばれてくるお弁当風の食事をいただく。無難に牛肉を選んだが、列車の中で食べる事もあって予想以上に美味しかった。そうこうしている内に列車は終点のケベックに到着した。夕食が出たこともあって、この3時間はあっという間に過ぎ去った。やはり列車の旅は本当に楽しい。この区間は飛行機に乗るくらいなら是非この特急列車をお勧めする。



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