アメリカの三大音楽都市を訪ねて
アメリカ人にとっての最も人気のある国内観光都市のひとつであるニューオリンズ・メンフィス・そしてナッシュビルを訪問してきました。アメリカにもフランスがあると思えるニューオリンズは、その中心街にフレンチクォーターというジャズ街があり、いたる所から弦楽器やサックスから流れるアップテンポな音色が流れてきて心をうきうきさせてくれる街です。ジャズを聞きながらワイングラスを片手にフランス料理に舌鼓をうち、夜が更けるのも忘れさせる、そんな楽しいのんびりとした観光地でした。そこから飛行機で1時間、ミシシッピー川沿いに北上するとブルースの発祥地のメンフィスです。到着した空港は世界最大の航空貨物量を取り扱うフェデラル・エクスプレスのハブ空港の為、その会社の飛行機が所狭しと並んでいます。この飛行機は深夜の2時頃に一斉に世界各地に飛ぶそうです。このメンフィスを世界的に有名にさせたのは、ブルースの街で育ったあの「エルビスプレスリー」です。
彼が大ヒットを飛ばしてから長年住んでいた自宅はメンフィスの最大の観光施設(テーマパーク)として1日平均5,000人、年間150万人の人が訪れます。その家の中には彼がヒットさせた200枚以上の曲が飾られ、家族と共に過ごした幸せな日々が紹介されています。彼が、未だにこれだけの人に支持されているのは黒人の音楽とされてきたブルースをベースにした曲を堂々と歌い、そしてそれが人種差別を少なくしていったからだとおもいました。そんな彼もカントリーミュージックの街、ナッシュビルの殿堂に白人の評議委員に認められて入ったのはわずか3年前の1998年のことだそうです。しかしながら昔は人種差別が激しいと言われたこの中南部の町々においてはその事もかなり陰を潜めているようです。多くの人々に人種を越えて支持される、という点でこのエルビス・プレスリーの後継者はタイガーウッズだと思わず思ってしまいました。
この3つの都市をテロ事件以後、巡ってきましたがチェックインの厳しさを除けば何ら変わりがないように思えます。ただ空港の中にかつての喧騒がないのが少し淋しさを感じさせるのですが。
とにかくアメリカは広い!この事を再認識させてくれた今度の旅でした。
村瀬 恒雄(ジェイエスティ名古屋)
TEL:052-264-0300
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