ドイツ|フライブルグ/Goethe Institut

2005/08/28~4週間

矢野ゆう子さん (金城学院大学)

一般論で言うと、大学三年生の夏休みが留学最後のチャンス。「海外未経験、しかも一人旅すらした事ないし…」同級生が多く海の向こうへと飛び立ってゆく中、焦りにも似た感情を覚えずにはいられませんでした。そこで、「(一応)二年間学んできたからには、生きたドイツ語に触れなきゃ勿体ない!しかもドイツ留学は少ないから、他の人とは違った経験が出来るに相違ない!」との激しい思い込みが、私を南独の環境都市・フライブルクへと向かわせたのです。決定したのも束の間、出発当日まで不安のあまりヒィヒィ喚き(笑)、案の定フランクフルト空港で迷子、寒いし周辺には非アジア系の人々ばかりで、早速ホームシックに陥っていました。恐怖まみれの初ドイツでしたが、二時間あまりの長距離列車の旅を終えて現地に到着してみると、不安なんてどこ吹く風。車窓からの風景、フライブルクの町並みが、今後の生活に期待を持たせてくれたのです。手を伸ばせば届いてしまいそうな、それでいて抜けるような蒼さに満ちた晴天の空。どこまで行っても終わりがないかの如く、眩しいコントラストを演出する翠色の広野。まさに「ドイツ人の心の故郷」と納得せざるをえない、力強く、生命の息吹に燃える針葉樹の森。そして何より、シュトラーセ(Strasse・道路)の小脇に芽吹く花たちのような、ドイツの人々の笑顔と優しさ。「…本当にここまで来たんだ。ここは日本じゃないんだ。世界はこんなに美しかったんだ…」と、感動に震えずにはいられない光景が、煌々と目の前に広がっていたのです。全てが楽しく順調だなんて、そんな美味しい話が転がっているはずありません(日本ですら大変なのに、況やドイツにおいてをや!)。片や方言の強いフライブルク、片やカタコトドイツ語の日本人。現地人とのコミュニケーションが壊滅的だった事は言うまでもありません(笑)。語学学校には世界の様々な国からの留学生が来ていました。「地元の万博には行けないけど、ここでプチ万博が楽しめるじゃん」、スウェーデン人とトランプで遊んだり、アフリカ人とダンスをしたりする中、思わずほくそえむ私だったりします。起床後、ミュンスタープラッツ(Muensterplatz・大聖堂広場)の朝市を巡り、屋台で焼きソーセージの昼食を取ったのち学校へ。
業後は寮で夕食を作り、お酒(信じられないくらい美味しい!)を交えながら皆とおしゃべり。平日はこの様に過ごし、週末はハイデルベルク、バーゼル(スイス)、アルザス(フランス)への小旅行を楽しみました。場所が変われば気候、町並み、食習慣、公衆トイレ(!)、人の身長までも変化するのだな~…と、慌しい旅程の中でしみじみ。教科書で見聞きしたものへ自分が直接触れる感動は、あまりに形容し難いものです。日本人が当然としてきた事が、外では全く通用しないという事実。言語の違いから生ずる思考法の差異。日本語の延長上にある、私たちの文化。改めて沸いた「日本って何だろう?」という疑問(就活の自己分析等と時期が重なったのが要因)。わずか一ヶ月という短い期間でしたが、ドイツ語の他にも多くのものを学ぶ事ができました。興味を持たれた方は、JSTのどなたかを通じご連絡下さい☆お役に立てる情報があれば、提供したいと思います。
最後に、ほぼ毎日の飲酒で鍛えられたためか、お酒に強くなったようです(笑)。

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国籍豊かなクラスメイトと

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先生と

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美しい広場